病気の詳細解説に関しては、こちら(脂肪肝について | メディカルノート (medicalnote.jp))のページがお勧めですのでご参照ください。
Dr.Yusukeの『脂肪肝のスコアリングで生活習慣をしっかり管理!』
病院での検査や人間ドックなどで脂肪肝と指摘された方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?脂肪肝なんて、症状もないしほっといても大丈夫じゃないのと思っている方もいるかと思います。実はそもそもこの考えは大きく間違っていません。なぜなら、脂肪肝と指摘されても、8割くらいの人は身体に大きく影響がでるような問題にはなりません。しかし、残りの2割の人は肝臓に炎症を起こし、肝硬変を経て、肝不全や肝がんを引き起こし命にかかわることがあります。
ですので、8割の人が問題ないから大丈夫だよと医師である私が言ってはいけません。
私たち医療者はほっといても問題ない8割の人のためにいるのではなく、ほっとくと問題となる2割の人たちのために存在するべきです。
これは脂肪肝に限らず、多くの病気の予防や早期発見についても同じく言えることです。
では、私は医師として、この脂肪肝にどのようにアプローチするべきか?
問題となる2割の人をどのように拾い上げていくか?
しかも、出来るだけ患者さんの負担にならずにフォローできたらベスト!
このようなことを考えて、脂肪肝に対する診療を行っています。
現在、私のクリニックでは血液検査などを用いた線維化のスコアリング(Fib-4 index/NFS)、超音波機器による脂肪肝のスコアリング(UGAP)を持いて客観的な評価を行っています。
その上で、脂肪肝の中でも問題となる2割の人たちを拾い上げることを意識しています。
そして、その客観的なデータを用いて、脂肪肝の改善を患者さんと一緒に目指し、日々のアドバイスを行うよう心がけています。