『百害あって一利なし』

そう思っていても止めることができない人が多いのではないでしょうか？

タバコを吸わない人から見ると、何で吸うのか理解できないとまで言われる時代です。

お金もかかるし、時間も取られるし、吸う場所はないし、みんなには煙たがられるし、健康には良くないし、、、、

確かになぜ吸うのでしょうか？？笑

これには二つの依存が関係していると言われています。

一つは精神的依存。つまり、なんとなく食後に吸わないと気が済まない。仕事で集中するためには吸うのが癖づいている。周りが吸っているから合わせないといけない。などが考えられます。

そして、もう一つが身体的依存。これは薬物としてのニコチンによる依存です。吸わないと、ニコチン濃度が下がっていき、身体的症状（イライラや震えなど）が出てきます。これが原因で依存している場合には長時間タバコを吸わないと症状が出やすいです。

精神的依存の人はどちらかというと環境によっては数日間吸わなくてもなんとかなる人が多いです。

最近、私自身が感じていることなのですが、意外と身体的依存の方よりは精神的依存の方が多いのではないかと感じています。

依存といわれるくらいだから、ニコチンという薬物依存の面が多いと考えていましたが、精神的な依存の人も多くいるようです。

そう感じたのも、何かしらをきっかけ（自分の健康被害や私のYouTubeなど）に禁煙を始めた人たちの話をきくと、ニコチンパッチうぃ必要とせずに、意識改革だけで、成功している人が多かったからです。

つまり、禁煙の成功には、精神的なサポートが大きいものだと考えます。

現在「チャンピックス」という禁煙用内服薬の使用ができなくなり、禁煙外来を行っていないクリニックも多くあります。

しかし、禁煙に大事なことは薬物治療だけでないことは明確です。

当クリニックでは精神的なサポートも大事にしつつ、禁煙を支援できるよう行っています。

禁煙をトライしてみたいと考えている方はどうぞこれを機に頑張っていただければと思います。

なお、You Tubeでも禁煙外来について解説しています。

https://www.youtube.com/watch?v=Fs7r4PMAUrU&t=7s