バリウム検査の歴史
予防医学やがんの早期発見にも重点を置く『かかりつけ医』のクリニックとして、検診の歴史を知ることは大事である。
医学はすごいスピードで発展しているため、新しい知見を深めることも大事であるもわかっていますが。
今回読んだ本は胃がん検診の内容でした。1993年発行であり、30年以上前の本になります。
バリウムでの今も多く胃がん検診が行われていますが、技術の進歩とともに内視鏡検査での胃がん検診が増えてきています。
私自身も、現在はバリウムでの検診よりも、内視鏡検査での検診をお勧めしています。
その理由はYou Tube(https://www.youtube.com/watch?v=boSU0fI9h7E&list=PLjVDPx-pksZLekAdFIW8_Msqv46JMIWVJ&index=10&pp=iAQB)にアップしているの気になる方は見てください。
今回読んだ本は、バリウム検査がどのようにして発明されたかを実際に研究してきた市川平三郎医師が書かれたものです。
一言で感想を書くと
とてつもない努力と行動力の上で、日本から『バリウム検査』が発明されたことに感銘を受けた。
です。
間違っても、いくら内視鏡の技術が進んできたからと言って、バリウム検査を否定してはいけません。
先人たちの努力の結晶として、バリウム検査が日本から生まれてきました。
このような想いをしっかりと心にとめて、その上で新たな検査が開発されていることを理解しなければいけません。
また、院長かつ父である寺下謙三はこのような先生と交流を持ちながら、日本の医療界に貢献しようとしていたことも実感し、改めて敬服するばかりです。
私自身も熱い想いをもって、『かかりつけの』患者さんの健康を守れるよう努力していきます。

